常に健康な体を維持するためには、まず体の正確な状態を知る必要があります。本人が健康だと思っていても体の状態は悪いということは珍しくありませんから、人間ドックを受けて客観的なデータとして確認をすることで本当に健康かそうでないのかを知ることができるのです。体の調子が悪くなったときというのはその辛さを本人が一番良くわかっているので、そのような場合にはすぐに医療機関にかかることになりますが、その前の段階の調子が悪くなり始めている時というのは自覚症状に乏しく特に健康に自信があるという人ほど異常に気づきにくいものとなっています。体の調子というのはある程度病状が進行してから、調子の悪さに気づくことになるため気付いたときにはかなり病状は進行しているということも多いのです。
そのため、健康に自信のある人ほど気づいたときには遅いということがあるため、どれだけ健康に自信があっても人間ドックで健康体であるということを証明しない限りは安心することは出来ないのです。健康だと思っているときに人間ドックを受けるというのは無駄なように感じてしまうものですが、健康だということが証明されればそれまでどおりの生活を続けていけば良いということになりますし、健康状態が悪化しているのであれば生活習慣を改善することもできます。病気が発見されても早期に発見することができるため、治療も短く済むので健康だと思っている人であっても人間ドックを受ける必要性というのはあるのです。