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高額な人間ドックは医療費控除が利用できるのか

人間ドックは健康診断よりも検査項目が多く、あらゆる病気の可能性を知ることができるため、可能であれば受けておきたいものです。この時にネックとなるのが、その利用料金の高さでしょう。検査項目の大小や、医療施設の検査機器の種類やサービスの充実度、どの程度の時間をかけて検査をしてもらうかなどで、人間ドックの利用料金は大きく変化します。一般的には3~5万円が相場となっており、中には10万円以上もするものが用意されています。

医療施設を利用した時に、医療費控除が適用される場合があります。所得税の負担を軽減できる仕組みですが、医療費控除は基本的に治療目的のものにしか適用されませんので、人間ドックはもちろんのこと、健康診断であっても、検査だけが目的の利用では適用されることはありません。しかし、検査の結果、がんなどの重大な病気が発見された時に、その後治療を開始すれば、人間ドックの利用料金が医療費控除に適用される可能性があります。問題となるのが、発見された病気が重大なものであるか否かです。

がんであれば重大だと素人でも判断できやすいですが、その他の病気では判断が難しくなります。このような場合には、確定申告を行う前に、管轄の税務署に問い合わせてください。医療費控除の計算は、年間でかかった医療費が10万円を超える時、もしくは年間所得の5%を超えた時に、200万円まで適用されます。保険金を医療費から差し引いて計算されるため、その点には注意してください。

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