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認知症が心配になったら人間ドック

高齢者だけではなく、若い人でも若年性のアルツハイマーを発症する例が増えてきました。アルツハイマー型の認知症に対して、人間ドックで有効とされているのは脳シンチグラフィー検査(SPECT)です。脳機能を調べるための検査には頭部CTやMRIの形態的な方法がありますが、これら2つだけでは診断が困難なことが多いです。これに比べて、脳シンチグラフィー検査は脳の血流を調べる検査です。

血液の流れを画像処理してみることが可能なため、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの有無も調べられます。初期のアルツハイマー型認知症の発見にも有効とされている方法で、血流の欠損などの状態から診断を行っていきます。若い頃は人間ドックの必要性を感じられないため、健康なうちに健診を受けるという習慣が身につきづらいです。しかし、若年性アルツハイマーは65歳未満の人でもかかる可能性がある脳の病気です。

脳の病気は高齢者に多いのが特徴ですが、若いころからリスクがあることを理解しておきましょう。人間ドックではシールドされた核医学検査室を使います。受診者は検査台に仰向けに寝て、目隠しをして頭を固定して、撮影がスタートします。アイソトープを静脈から注射して、シンチカメラで頭部の撮影を行います。

撮影中は頭部の周りをカメラが回転している状態です。所要時間は約10分ほどですが、不安の大きい人に対しては催眠剤を使って恐怖感なく撮影することも可能です。

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